初恋をもう一度






美智は優樹に告白して、二人は付き合うことになった。






あの夏の日。

楽しいはずの花火大会の帰り道。


あたしは一人、泣いていた。

誰にも言えず、一人泣いて。

優樹を恨んでみたりして。

何で恋人としての好きじゃないのに付き合えるのっ!?なんて、一人で優樹をせめてみたりして。


みんなでいる時は、二人の付き合いを喜んでるふりをした。

バカなあたし。



もしも、人生を一度だけやり直せるなら、あたしは、あの夏の日に戻りたい。



中途半端な勇気出して、それでも言えなくて、儚く消えた、あの初恋をもう一度…


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