初恋をもう一度
「ねぇ優樹、また来月もここに来ようね。再来月も、その次も、ずーっとずーっと、高校行っても、毎月必ずここに来よ☆」
あたしの言葉に、優樹が嬉しそうに笑う。
「あぁ。お前が覚えてればな(笑)」
「覚えてるもん!」
「でも今日が何の日かもわかんなかったじゃん?」
「それはっ、急に言われて思いつかなかっただけで、付き合った日はちゃんと覚えてたよ!」
「どーだか?」
いつの間にか、何時ものあたし達に戻ってて、くだらない会話をしながら2人で帰る帰り道。
でも何故か楽しくて。
優樹の隣にいられるコトが嬉しくて。
初めて優樹はあたしの彼氏なんだって感じた。