初恋をもう一度


あたしが美智に話しをしやすいように、杏里が気を使って言った。

真由美が美智に気づかれないよう、隆史に耳打ちする。

「…あ、そうそう。優に渡したいもんあんだわ。優、うちよれる?」

隆史が慌てて付け加えて、優樹はあたし達とは別で帰ることになった。

みんなにここまでしてもらうと、余計と今日絶対言わなきゃ!と思った。


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