初恋をもう一度
あたしは一瞬、耳を疑った。
だって、時期は違うけど、未来では優樹は美智の告白を受け入れて、付き合うことになってる。
これはやっぱりあたしの夢?
あたしの願望??
そんなことを考えながら、混乱するあたしに、優樹はもっとびっくりすることを言った。
「オレは、葉月のコトが好きだ。」
はっ!?
今、あたしを好きって言った?
うそ…
「…知ってたもん。優クンが誰を見てるかぐらい。それでも、どうしても手に入れたかった。」