初恋をもう一度
とりあえずリビングへと階段を下りる。
「ママっ!」
バンって勢いよくリビングへのドアを開けると、見慣れないママの姿があった。
確実に老けている。
髪型も、なんだかオバサンぽいってゆーか。
マジマジとママの顔を見ながら、固まるあたしに、ママは不思議そうな顔をする。
「何?寝坊でもしたわけ?今日会社何時からなの?」
会社っ!??
あたし、社会人なわけっ?
ってことは、いくつよ!?
20代?
えーっ、マジ無理、20代とかオバサンじゃんっ!!
超ありえないからっ!