初恋をもう一度
★changing the destiny
運命の日
目が覚めると、周りは15歳の頃のあたしの部屋だった。
悪い夢を見たな…
美智が自殺してるなんて、有り得ないから。
あたしは慌ててベッドから降り、全身鏡の前に立つ。
よし、15歳のいつものあたしだ。
そして今日はきっとあの終業式の日。
あたしが運命を変えてしまったあの日。
そんな予感はしていた。
2度目ともなるとね。
神様はあたしにどうしろと言うんだろう。
これじゃああたしはまた何も出来ないよ…。
運命は変えられないって伝えたかったの?
やり直しても、結果は悪くなるだけだって。
いい加減諦めろって、呆れられたのかな。