初恋をもう一度
駅前に行くと、真由美と杏里がいた。
真由美は青い大人っぽい浴衣で、杏里は黄色の可愛らしい浴衣。
「葉月の浴衣可愛い~!黒って大人っぽいってか、色っぽい(笑)」
杏里の言葉に、真由美が頷く。
「そうかな?///」
少し照れながら答えると、遠くから隆史と健が走ってくるのが見えた。
「優樹達まだじゃんっ!んだよ、走ってきちまったじゃんか。」
隆史がそんなこと言ってるから、真由美が隆史の頭を小突く。
「遅刻してんだから走ってくんの当たり前でしょ?」
「はいはい。」
「ってか、いいねー、浴衣♪馬子にも衣装ってやつ?」
「健、それ誉め言葉になってないから。」