P.P.Qには秘密。



「す、すみません本当ごめんなさい!」


まくし立てるようにぺこぺこと頭だけ上下させるあたし。
ちょっと、いや、だいぶおかしいに違いないけど、膝が笑っちゃってるからこうしか出来ない。


「いや、大丈夫だけど……君が大丈夫じゃないよね」
「あ、あーっと……だ、大丈夫だから!」
「本当に?」


ぱっと、両脇から手を抜かれた。
がくっ、と、また目線が急激に落ちる。

やば……っ!?

と、思って、反射的に目を瞑ったら。

何かが腰を支えていた。


「……?」


おそるおそる、その目を開ける。


「うそつき」


人好きしそうないたずらっぽい笑顔を浮かべて、さっきより近い距離で、彼が、くすくすあたしを見ていた。

──は、恥ずかしい!



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