P.P.Qには秘密。



今日は内巻きガールだね!とかまんまな科白をはいて大満足なつぐみちゃんをほっぽって、残りの朝ご飯をせっせとやっつける。

つばめちゃんは、料理が上手い。
何でも、喫茶店を経営してるらしくて、ママと知り合ったのはそこだとか何だとか。
つぐみちゃんは、ヘアセットが上手い。
何でも、美容師をやってるらしくて、ママと知り合ったのはそこだとか何だとか。


「美味しかった?」


キッチンで後片付けをしてたつばめちゃんが、振り向いて、にっこり笑った。


「うん、ありがと」
「僕こそ、いつも残さず食べてくれると嬉しいよ」


またもやにっこりと、お花を飛び散らせたつばめちゃんに、あたしも笑顔で応えた。


「つばめばっかりー俺には?」
「……なかなかじゃない?」


桃ちゃーん!とかすがりつくつぐみちゃんをまたもほっぽって、あたしは結局、今日もこんな感じなんだ。



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