君の腕の中で眠る時まで
そして…


優花がいつものように本を探していると

反対側の通路に人の気配


本と本の間から人が動いているのがわかった


そしていつもより強く感じるプールオムの香り


あ…


優花は一瞬、その人影のシャツの中から光るクロスのネックレスが目に入った


確信した


あの人がいると…
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