君の腕の中で眠る時まで
休み時間のチャイムがなった


‘戻るか’と目で合図し、窓の外から嫌々振り向いた


途端に「南條様ー」「西園寺様ー」と一斉に声がこだまする

司と一弥は目線を下に向け歩き出そうとした時


『南西王子…プププッ…』


悲鳴のような声の中から確かに耳に入ってきた
< 15 / 315 >

この作品をシェア

pagetop