君の腕の中で眠る時まで
一弥の思い
優花に早く会いたい気持ちだけが焦る


紀村の爺ちゃんの家を飛び出して細い道を登る


登りきると視界が広がる


そして真ん中に一本大きな木があった


その木に息を整えながら歩く


その大きな木の向こうに風になびく茶色の髪が見えた
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