君の腕の中で眠る時まで
車の後部座席に優花と一弥が乗り走り出した


祖父章三と祖母が見送ってくれた
途中西園寺の旅館も見えた


一弥は景色を見ながら考えていた


幼い頃の記憶の懐かしさ


そして自分の卒業後の事、優花との事


ふと横の優花の方に振り向くと
ヘーゼルの瞳が輝いていた
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