君の腕の中で眠る時まで
(キンコンーカンコン…)


遠くから昼休みの終わるチャイムの音が聞こえた


司はゆっくり愛海を離した


「お前、昼飯食べてないだろ?」


「うん」


「午後の授業サボるぞ。鞄取りに行こう」


何事もなかったようにいつもの司が目の前にいた
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