君の腕の中で眠る時まで
名字を呼ばれ呆然としている司を見て涙が溢れそうになるのをこらえて


「じゃあ、私帰りますね」


「愛海ちゃん!待って」


後ろから呼ばれた声に答えず愛海は走り出した


一弥は司の横に座り肩を揺らした


「司!愛海ちゃんの事これでいいのかよ!」
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