君の腕の中で眠る時まで
「愛海、俺さ愛海の気持ち聞いてないんだけど」


司は口端を上げて愛海を見た
愛海は涙目で目を大きくしてポカンとしていた


「なんでさ、優花に言って俺本人に言ってくれないわけ?」

「え…えっと」


「言わないとー」


司はまた愛海を引き寄せて顔を肩にうずめる


そして耳元に移動させた
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