君の腕の中で眠る時まで
しかし


横に座っていた愛海が口を開けながら優花を凝視していた


「愛海?」「愛海ちゃん?」


「…もしかして………百合華?」


愛海の言葉に優花はクスッと笑った


「黙っててごめんね。今はもう百合華の名前は使わないよ」

愛海が口をパクパクして何か言いたそうな顔を優花と一弥は愛海を覗き込んだ
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