君の腕の中で眠る時まで
書いてあった文章をみて背中に冷たい汗が流れた


ゆっくり目線を上げると


一瞬ニヤリと笑った一弥


「紀村さんのでしょ?」


冷たい声を頭の上から聞いて、ただ首を縦に振るしかなかった


「行くぞ」


一弥の一言で司も歩き出した



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