君の腕の中で眠る時まで
…あの時の貴方に会いたい。まだハッキリ覚えているよ。声、温もり…


でも、こんな姿だったら、きっとわからないはず
軽蔑するかな?


それでも…会いたい

優花は壁にもたれながら夢の中をさまよっていた


「…お……ぃ…紀…村……おい!寝てるのか?」


その声でハッと目を開けて声の方を見た

そして優花は茫然と見つめていた
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