君の腕の中で眠る時まで
「おい!」


険悪な空気を断ち切るかのように一弥が口を開いた


「紀村優花、ここに来た理由わかってるんだろうな?」


「はい…」


俯いていた顔を上げて優花は一弥を見た

「かなりムカついたけど許してやる。ただし条件がある」


「条件とは?」
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