君の腕の中で眠る時まで
切なさ
この日から前にもまして他人に興味がなくなった。


頭の中は司の事と百合華の事しかなかった


登下校、昼休み…とにかくうるさくてイライラする


ほとんどが司狙いだが何かあると困るから離れる訳にはいかない


そんなある日
廊下をちょこまか歩く女が目線の隅に入ったが気にしなかった…


『…王子プププ…』

イライラしている所に聞こえた声に何かが切れた


隣の司も気付いたらしい


女は今時、髪を2つにきちんと縛りダサい眼鏡をしていた
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