スターゲイザー
扉にかけっぱなしの鍵を手に持ち半開きのドアの隙間から覗いてみる。




見えた限りでは黒に同化した詰襟姿の少年がみえた


青年でも男性でもなく少年あきらかにあの制服はうちのものである




一応、自分が生徒会の役員ということもあったので早く帰るように促そうと半開きのドアを開けて屋上に足を踏み入れた。




私が入ったのにも気付かずに集中して、その少年は空を見上げている
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