PURE ~ずっと忘れない~
「もしもし、直樹君?あたし。美月と猛君に何か有ったっぽくて、美月が泣いてるの…。

今から、行ってきちゃダメかなぁ?」

「猛、美月ちゃん家じゃねぇの?

俺も行っていいか?
猛の事も気になるから。」

「そうだね。一緒に行ってくれる?

あの感じは、ただ事じゃなさそうだから。」

「じゃあ、駅で待ってるから、気を付けてこいよ?」

「有難う。直樹君も気をつけてね?」


そう言って電話を切った。

何だか、凄く嫌な予感がする。

何だろ……。

何か分かんないけど、凄く不安だよ…。
美月、待っててね。
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