PURE ~ずっと忘れない~
そんな時、直樹君の携帯がバイブして、
着信を知らせた。


「もしもし。いや、今、病院だけど…。
えっ?マジで!?

分かった。うん。

それじゃあ。教えてくれてサンキュー」

電話を切るなり美月に

「美月ちゃん、落ち着いて聞くんだ。

猛が、見つかった。
今、達也の家にいるから、一人で行けるか?

亜紀が落ち着いたら、俺もすぐ行くから。」

そう言って、紙にタッちゃんの住所を書いて、美月に渡した。


あまりの展開に、美月はフリーズしてたけど、猛君が帰って来た知らせに、顔がほころんでいた。
< 133 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop