PURE ~ずっと忘れない~
コンコン
ドアのノックで、慌てて離れた。
「中村さん、気分はどうですか?」
二人の泣き顔を見比べて、不思議そうな顔をする看護師さん。
「ごめんなさい…。何でも無いです。」
直樹君が、鼻を啜りながらベッドを離れた。
「中村さん、気分が落ち着いたら、帰っていいですよ?
麻酔が完全に切れると、少し痛いと思いますので、二回分の痛み止め、置いておきますね。」
「有難う、ございます。気分は、すっかり良いです。」
「そうですか。良かったですね。
抜糸は、一週間後ですので、予約取って、精算をして帰って下さいね。
まだ、傷口が開く可能性が有るので、激しい運動は控えて下さいね。」
そう言って、あたしと直樹君に軽く会釈して、病室を出た。
ドアのノックで、慌てて離れた。
「中村さん、気分はどうですか?」
二人の泣き顔を見比べて、不思議そうな顔をする看護師さん。
「ごめんなさい…。何でも無いです。」
直樹君が、鼻を啜りながらベッドを離れた。
「中村さん、気分が落ち着いたら、帰っていいですよ?
麻酔が完全に切れると、少し痛いと思いますので、二回分の痛み止め、置いておきますね。」
「有難う、ございます。気分は、すっかり良いです。」
「そうですか。良かったですね。
抜糸は、一週間後ですので、予約取って、精算をして帰って下さいね。
まだ、傷口が開く可能性が有るので、激しい運動は控えて下さいね。」
そう言って、あたしと直樹君に軽く会釈して、病室を出た。