PURE ~ずっと忘れない~
「初めまして、水月ちゃん、亜紀ちゃん。」 ふっ…普通に、爽やかに挨拶出来るんだ。この人…。 「初めまして、瀬能 水月です。」 「初めまして、中村 亜紀です。」 なんて紹介し合ってると、友達二人がやって来た。 「わりぃ、わりぃ!待たせたな?」 右手を上げながら、タッちゃんの隣に並ぶ。 この、怖モテのタッちゃんの友達とは思えない位、チャラ男風だった。 「とりあえず、挨拶しろよ?お前ら。」 「そだな。初めまして。俺、柳原 直樹 で、19歳。宜しくね?」 柳原 直樹と名乗った彼は、少し長めの茶髪に、ハッキリとした顔立ち。いわいるイケメンていうヤツだ…。 「初めまして。俺、後藤 猛です。達也や、直樹と同じ19歳。宜しくね?」 彼は長めの茶髪をワックスで毛先を遊ばせていて、ジャニーズに行けそうな感じの爽やかな顔。