PURE ~ずっと忘れない~
「亜紀、待てよ!」

腕の痛みを我慢しながら必死に走る。


「亜紀!!」


簡単に捕まってしまった。


「いい加減にしろ!腕の傷口開いたら、どうするんだ?」


振り返ると、眉間にシワ寄せた、怖い顔した直樹君がいた。

怖いと感じた…。


「いいのか?そんな形で家出て?」


「もう、いいの…。あんな人とは、一緒にいたくないよ。」

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