PURE ~ずっと忘れない~
体中に降り注ぐ直樹君のキスは、少し


くすぐったくて、でも、愛されていると感じさせてくれた。

「亜紀……。愛してる…。」そう囁きながら、耳元にキス。

「あたしも、直樹君が…好き。愛してる…。」


「いい……?」


「こわ…い。」


カーテンを閉めてない部屋を満月が、あたし達を照らしてくれる。


月明かりに照らされた直樹君が、幻想的に見えて、あたしを興奮させる。


「少し…痛いかも知れないけど…大丈夫だから…。」


あたしの心臓の音が静まり返った部屋に響きそうで…。

「亜紀…愛してる。」

何度も繰り返されるその言葉を聞きながら、あたし達は一つになったんだ…。
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