PURE ~ずっと忘れない~
「ごめん…。」そう言って、あたしから離れて、お風呂行く準備をし始めた。

仕事が最近、忙しい直樹君は、少しの事でイライラする様になった。

「ごめ…。」

お風呂に行こうとする直樹君の腕にしがみついた。


「俺こそ、ごめん。」


そう言って、あたしの髪をクシャッとした。


知らなかった直樹君の一面…。

一緒に暮らすって、そういう事なんだ…。

ただ、格好いいだけでなく、優しいばかりではない…。


総てを見ていくのが、一緒に暮らすという事。

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