PURE ~ずっと忘れない~
こんな感じで迎える朝。


いつも優しい直樹君は、あたしの素敵な彼氏。

顔もいいし、背も高いし、料理も上手だし。


「亜紀?なんか妄想入ってない?」


ご飯をよそいながら、あたしを妄想の世界から連れ戻してくれる。

「亜紀、顔洗ってきなよ。もうすぐ、準備出来るから。」


「ほ~い。」ウキウキしながら、洗面所に行く。

顔を洗ってタオルで顔を拭く。

鏡を見ると、後ろに直樹君がいた。

「ビックリしたぁ。突然立ってないでよぉ。」

タオルを元の場所に戻した時、後ろから抱きしめられた。

「ちょっ…直樹君?」


「妄想入ってる亜紀、可愛いもん。」

そう言って、後ろから器用にパジャマのボタンを外す。

「やだ。直樹君、時間無くなるよ?」


外し終えたパジャマが、床に落ちて、鏡には、上半身裸のあたしがいた。


「めちゃ、キレイ。」

そう言って、肩に触れるか、触れないかのキスを落とす…。
< 161 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop