PURE ~ずっと忘れない~
「ご飯、食べないと遅れるよ!?」


「いいじゃん。

俺、食べるの早いし。こっちが食べたい。」

背中に、舌をはわしてくるから、思わず声が漏れる。


「もう…ダメ…。


ベッド行こ?」


お姫様抱っこされて再びベッドに沈む。

甘い時間は、直ぐに過ぎ、この日はギリギリ仕事に間に合ったとか。

あたしも、急いで砂糖の入った甘い卵焼きと、固さが絶妙の白いご飯、豆腐とワカメの味噌汁を食べて、愛情たっぷり


ご飯でお腹は満たされ、メイクと髪を整えて、病院に急いだ。

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