PURE ~ずっと忘れない~
卵のパックや、玉葱等を次々、籠に放り込んで、レジに行った。

お金を払って、袋に品物を詰める時、

顔を上げると、バイト募集の紙が貼ってあった。

品物を陳列するバイトで、夕方から夜中までで、時間は店長と相談によって決まるとの事。


「いいじゃん!

此処ならアパートから近いし、時給も

まあまあだし、学校終わってからだから、ちょうどいいかも。」


直樹君が帰ってきて、シャワーを浴びてる間に具を切る。


「亜紀、シャワー行ってきなよ。

俺、作っておくから。」

頭をタオルで拭きながら、スエットの下だけ履いた直樹君の姿にドキッとした。

上半身裸に、髪が少し濡れてて、ほんのり頬が赤く染まってる…。

やっぱり、格好いい!

今だに、あたしの彼氏なんて信じられないよ。

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