PURE ~ずっと忘れない~
「じゃあ、学校終わってから、7時位迄ってダメ?

週に3日程度で。」
黙々とチャー飯を食べる直樹君をチラ見した。


「やりたいんだろ?やりなよ。

自分の事なんだから、俺に相談しないで、自分で決めろよ。」

そう言って食べた
お皿を流しに運ぶ。

あれっ?

何か機嫌悪い?

「何か、あたし怒らせた?」

「何で?怒ってないけど?」

確かに、いつもの
直樹君だ。

「ううん。いいの、別に…。」

何ていうの?そういう事、相談してみたいと思うのは、あたしだけで、直樹君は
そういうの、無いのかなぁ…。

何か、悲しくなってきたかも…。

そんな事でも、嬉しい。一人じゃないんだって気持ちは、あたしだけだったのかなぁ…。

何か、否定された様な気がして悲しくなった。

あたし…子供なんだ…。

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