PURE ~ずっと忘れない~
テレビ見ながら、バカ笑いする直樹君を見てると、虚しさを感じた…。

お祭りが中止になった様な感じ?

心に、ポッカリと穴が開いた。


「コンビニ行ってくるから…。」

尚も、テレビ見て笑ってる直樹君が

「おぉ、気を付けて行けよ?」

何か、ムカつくかも!

財布を片手に外に出た。

街灯一つしか点いてなくて、あとは家から漏れる室内の電気だけの、夜道を一人歩いた。


「いらっしゃいませぇ~。」

男の店員さんが、やる気ない感じを漂わせていた。

入口に置いて有る、籠を取って、お菓子やらジュースを入れていく。


レジに籠を置くと、やる気ない店員さんが、商品のバーコードをよませながら、レジ袋に品物を積めていく…。


「1050円になります。」

財布からお金を出して、店員さんに手渡した。

「ちょうど、いただきます。こちら、レシートです。有難うございました。」

見た目だけでなく、態度まで、やる気ねぇーのか、この店員は!

またさらにムカついたし。

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