PURE ~ずっと忘れない~
「早退…した。直樹君は?仕事じゃないの?」
「有休…。亜紀がいないうちに荷物取りに来たのに、鉢合わせするなんてな。」
「直樹君…。ずっと逢いたかった…。」
そう言って、直樹君の元に駆け寄って、思いっきり、抱き着いた。
久しぶりの直樹君の胸の中は、暖かい。
良かった…。冷たくなくて。
「亜紀……。ごめん。一人にして…。
亜紀の顔見たら、やっぱり出て行けなくなっちゃったな…。
寂しかったんだ…。
何か俺…置いて行かれてる気がして、寂しかった。
アホだな。俺。
ちっさい男だよな。
結局、俺の我が儘なんだ…。」
「直樹君…。あたしも寂しかったよぉ。泣かないって決めたのに、また泣けてきたし…。」
「泣き虫…。」
小さい声で、そう呟くと、あたしを力いっぱい抱きしめてくれた…。
「有休…。亜紀がいないうちに荷物取りに来たのに、鉢合わせするなんてな。」
「直樹君…。ずっと逢いたかった…。」
そう言って、直樹君の元に駆け寄って、思いっきり、抱き着いた。
久しぶりの直樹君の胸の中は、暖かい。
良かった…。冷たくなくて。
「亜紀……。ごめん。一人にして…。
亜紀の顔見たら、やっぱり出て行けなくなっちゃったな…。
寂しかったんだ…。
何か俺…置いて行かれてる気がして、寂しかった。
アホだな。俺。
ちっさい男だよな。
結局、俺の我が儘なんだ…。」
「直樹君…。あたしも寂しかったよぉ。泣かないって決めたのに、また泣けてきたし…。」
「泣き虫…。」
小さい声で、そう呟くと、あたしを力いっぱい抱きしめてくれた…。