PURE ~ずっと忘れない~


トクン…トクン…



静かな部屋の中、

あたしと、直樹君の心臓の音だけが響いていた…。


「ごめんな…。いっぱい泣かせてしまって…。

これからは、泣かさないから…。

もう……離さないから…。もっかい、俺の側にいて?」

埋めた涙いっぱいの顔を上げると、少し涙を浮かべた、直樹君の顔が有った…。

< 195 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop