PURE ~ずっと忘れない~
お母さん…。

お母さん…。

心配ばかりかけて

ごめんなさい…。

どうか…。

神様が、いるのなら
神様、お願いします
どうか…。

お母さんを、助けて下さい。

神様…。

助けて…。


そう、何度も何度も心の中で、祈っていたんだ…。


どれ位、走ったんだろう…。

病院に着いた頃には大分、暗くなっていた。

「亜紀、俺は駐輪場に止めてくるから、お前は先に行け!」
「分かった!有難う。」

そのまま、お母さんのとこに急いだ。

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