PURE ~ずっと忘れない~
静まり返った手術室の前、まだ消えない手術中のランプが、あたしの気持ちを不安にさせる…。
「直樹君…お母さん…無事…あたし達のとこに…帰ってくる…よね?」
何度も呟いた。
その度に、強くあたしの手を握り返して
「大丈夫だから…。お母さんは、必ず
助かるよ。」
って言ってくれた。
「亜紀!」
声のする方を見ると
お父さんと、お姉ちゃんだった。
椅子から立ち上がり
「お父さん…ごめんなさい…心配かけて…ごめんなさい。」
お父さんの方を見て
深く頭を下げた。
「直樹君…お母さん…無事…あたし達のとこに…帰ってくる…よね?」
何度も呟いた。
その度に、強くあたしの手を握り返して
「大丈夫だから…。お母さんは、必ず
助かるよ。」
って言ってくれた。
「亜紀!」
声のする方を見ると
お父さんと、お姉ちゃんだった。
椅子から立ち上がり
「お父さん…ごめんなさい…心配かけて…ごめんなさい。」
お父さんの方を見て
深く頭を下げた。