PURE ~ずっと忘れない~
震える足を動かしながら、一歩、一歩

近付いて行く。


まだ、動かないお母さんの手に、そっと触れた…。

お母さん…ごめんね?

いっぱい…いっぱい…ごめんなさい…。
お母さんの手に、あたしの涙が、ポタポタと落ちていた…。
「…かあ…さん…。目…開けて…?」


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