PURE ~ずっと忘れない~
「お母さん、亜紀の彼氏ね、凄くいい人なんだよ?

いっつも、亜紀を支えてくれててね、手術した日もね、ずっと待っててくれたんだよ?

亜紀と、彼氏の交際を認めてあげて?

あんないい人、中々いないよ?」

お姉ちゃんの言葉にお母さんが、ゆっくり瞬きをしてくれた。

「お母さん…有難う…。有難う…。」

お母さんが、優しく微笑むから、あたしの涙が止まらないんだ…。

恥ずかしい位…

お母さんの前で…

泣いたんだ…。


< 224 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop