PURE ~ずっと忘れない~
暫く、お母さんの枕元、3人で話してた。

時折、お母さんは

嬉しそうに、目を細めながら、あたし達の話しを聞いていた。

「亜紀、もう遅いから帰りなさい。

明日学校有るだろ?」

「いけない。もうこんな時間?直樹君に電話しなきゃ。」

「おやおやぁ?

ラブコールですかぁ?」

お姉ちゃんが、冷やかしてきた。

「ちっ…違うもん!迎えコールだし!」
「赤くなってるぅ~ムキになって、亜紀最高だしぃ。」

「真紀、もうやめときなさい。

亜紀がまた泣くからな?」

お父さんの言葉に、お姉ちゃんがウケまくった。

笑い転げるお姉ちゃんをほっといて、

電話かける為、部屋を出た。


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