PURE ~ずっと忘れない~
病院の玄関前で待っていると、直樹君の単車が見えた。

あたしの前で止まると、メットを差し出してくれた。

シルバーで直樹君とオソロのあたし専用のメット。

それを当たり前の様にかぶる。

真っ暗な夜道の中、
通り行く車や、バイクのテイルランプがキラキラしてて…。
夜、走るのが好きになってた。


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