PURE ~ずっと忘れない~
「おう。」

涙が出そうだけど、まだ泣かないよ?

家に入ろうとした時だった。

「亜紀!」

あたしの腕を掴んで直樹君の方に引き寄せられた。

「寂しくなったら、いつでも電話しろよ?すぐ、来るから…。」

そう言って、あたしの唇を塞いだ…。

何回目かのキスは、凄く優しいけど、

少し…寂しかった。

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