PURE ~ずっと忘れない~
晩御飯を、お姉ちゃんと二人で作った。
料理をする、お姉ちゃんの姿を初めて見たけど、何気に不器用だし…。

笑っちゃいけないけど…。

「ぶはっ!」

「亜紀ぃ?何笑ってんのかなぁ!?」

「だぁ~ってぇ…

お姉ちゃん、その包丁裁きヤバイからぁ。」

「ひどっ!じゃあ亜紀が作りなよぉ。」
まな板の上に包丁を置いた。

「仕方ないよ…。

今まで、お母さんがやるのが、当たり前だったもんね。

あたしも、直樹君と暮らしだしてから、料理する様になった位だもん…。」


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