PURE ~ずっと忘れない~
「直樹…君?」

「どんだけ、夢中にさせんの?

これ以上の好き…俺は知らないから…。
亜紀が、教えて?

愛してる以上の…好きを。」

あたしの首筋にキスをした…。

「あたしも…知らない。これ以上の好きの感情を…。」

体の向きを変えて、あたしも直樹君を抱きしめた…。

「二人で行ってみる?

それ以上の気持ちに…。」

「行ってみたい…。連れて行って…?」
玄関先なのに、あたしの服を一枚、一枚脱がし始める。

ワンピのファスナーを降ろす音が、やけに大きく聞こえる。

< 250 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop