PURE ~ずっと忘れない~
「亜紀さんが、そんなんじゃあ、直は?
あなたを愛した直がかわいそうだと思わない?

直はそんなん望まないよ?

そこまで直の事想ってくれて、凄く嬉しいけど、あなたは、あなたの人生を送って?

必要ならば、わたしも力になるから。」
「お姉さん…。」

それから、あたしはお姉さんの胸の中でしばらく泣いていた
「生きて…。」

その言葉だけが、心の中に深く刻まれた。


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