PURE ~ずっと忘れない~
一人テンパるあたしを、興味津々の目で見ている直樹君の事に気が付かないまま、夜景そっちのけで考えていた。 「ボチボチ帰ろうか?」 その一言で我に変えるあたし…。 「はい…。」 元来た道を帰り、バイクに跨がって、メット装着。 流れる風景を見ないで、直樹君の背中ばかり見ていた…。