PURE ~ずっと忘れない~
それから、15分位して、ホントに直樹君が来た…。 メットを取ってすぐ、あたしを強く、強く抱きしめてくれた。 「マジ、焦った…。」 「女の子が一人で、こんな所にくんなよ。何か有ったら俺…どうしたらいいんだよ。」 トクトクトク…。 直樹君の心臓の音が、ハッキリと聞こえてくる。 そんなに心配かけたんだ…あたし。