ＰＵＲＥ ～ずっと忘れない～

アパートにいる間にも、携帯が鳴る…。

「出なくて、いいの？ 家の人心配してるんじゃない？」


あたしを見ながら、携帯に視線を持っていく。


「いいよ…別に。居なくなった時だけ心配すんだから。」


そう言ってたら電話が切れた。


「次、鳴ったら出なよ？」


「出たくない…。」

「親に心配かけんなよ。」


段々、機嫌悪くなってきた。


「何か、機嫌…悪い？」