PURE ~ずっと忘れない~
「大丈夫だよ?とりあえず、場所変えよう?」

頷いて、タッちゃんの行く後ろを付いて行った。


「あの、タッちゃんは、仕事は?」

「ああ、俺、車の修理工場で仕事してんだけどさ、朝1で、
お客さんに車届けなくちゃいけなくてさ
さっき、持って行って、これから工場に行くとこ。」


「だったら、仕事行って?あたしに構わず。」


何か、あたし迷惑かけてる…。

最悪だし…。

タッちゃんと、暫く歩くと、喫茶店に入った。


「いらっしゃいませ。」

二人掛けのテーブルに着くと、おしぼりと、水の入ったグラスを置いた時

「亜紀ちゃん、何がいい?俺はホット下さい。」

「じゃあ、あたしも同じの下さい。」


「何が有った?サボりなんだろ?」


< 81 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop